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October 23, 2010

それぞれに、

メンテナンスの相談を兼ねて3年ほど前に作った住宅を訪ねた。
階段室の壁にポツポツと穴を開けておいたが、
そこに小物がきれいに飾ってあった。

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このお宅の表札は子供のお絵かきから絵と文字を使い、
ステンレスにエッチングしたもの。

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建設途中はお腹に二人目の子供がいたが、
この度訪ねたら元気な女子が家の中を走り回っていた。

これは違うお宅の話だけど、
先日道を歩いていたら「泉さん!」と声を掛けられた。
声をかけた方は5年前に建てた住宅の建主しさん。
「今、私の家の前にハロウィンを飾っているから見ていって」とのこと。

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何年か経って自分が建てた家を見ると、
それぞれの住まいにそれぞれに生活がある。
それを見るのも楽しい。

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October 15, 2010

こりゃ~いい。

昨年軽井沢に住宅を作った。
設計の途中子供さんができることが分かって、
皆で大喜び。
でも障子の家にどう住まうか、
子供が破っていしまわないか、がいつも問題になる。
子供さんが生まれて御夫婦が考えた対処法がこれ。

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障子の格子の間に白いスタイロフォームを入れる、というもの。
友達が来ても障子のままだと思うらしい。
そもそも建主しさんは作家さん、モノづくりの人だから、
ピッタリとはめ込むことができたのだけど、
ちょっと器用な人だったら素人でもできるに違いない。

障子が大好きな私としては、
小さな子供のいる家でも、これでOK.
子供が大きくなったら後で取り外せばよい。


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October 10, 2010

講演会のお知らせ

10月16日(土)13時より、
長野県松本合同庁舎講堂にて講演を行います。
「信州木造塾」の公開講座(無料・当日申し込み受け付け)でどなたでも参加できます。

テーマは、
自然素材が持つ「和」とは?

一応、お問い合わせは社団法人長野建築士会TEL026-235-0561

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October 05, 2010

蚯蚓のつぶやき

「蚯蚓のつぶやき」
蚯蚓は、みみず。
「蚯蚓のつぶやき」は河野通祐という建築家が書いた自伝です。

Photo

河野通祐といっても、この建築家の名を知っている人はほとんどいないでしょう。
生まれは1915年、亡くなったのは10数年前らしい。
生きているときに書いた本だから亡くなった日付がない。
サブタイトルには「無名建築家の生涯」と書いてあります。

土浦亀城事務所出身で、福祉建築の設計を主にやっておられた方だ。
本を読んでいると土浦事務所出身だから、以前紹介した松村正恒さんのことも出てくる。

僕はたまたまだが、
若かりしころ日大の助手をやっていて、この河野さんが非常勤講師で来ておられて会ったことがある。
ただいつもコーヒーをお出しているだけで、何か話した記憶はない。

河野さんの自伝「蚯蚓のつぶやき」がどういううわけか僕の本棚にあった。
この本があることも忘れていたし、なぜここにあるのかも思い出すことができなかった。
又、お目にかかったことはあっても、河野さんがどういう方だったか、何も知らなかった。
この本なんだったっけ?と立ちながらパラパラと読んでいてら面白く、思わず最初から丁寧に、味わい深く全部、読んでしまった。

小さいころ両親を無くし大変苦労をして建築家になられた方だが、
とっても心が綺麗な人だ。
又建築を通して人々に何ができるかをちゃんと心に刻んでおられた方だ。
こんな建築家は珍しい。

ここのところ松村正恒(無級建築士自筆年譜 )さんや、この河野通祐さんのように歴史に名を残すような建築家でない人の本を読んだが、
余ほど有名建築家の本より、ずっと面白い。

若い建築家の皆さん、この本を読むと建築家にもこのような尊敬できる生き方があることを知ると思います。

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October 02, 2010

一つの空間に一緒にいる、って

僕はクラシック音楽は好きだが、オペラはどうももう一つ好きになれない。
楽しいこともあるんだけど・・・・。
でもその楽しさって、映画を見て感動し涙するような楽しさ、のようなもの。

先日聞いた英国ロイヤル・オペラはそのような楽しいオペラの一つだった。
ゲオルギューという歌もうまい、それに美人歌手(オペラ歌手は美男、美女が条件)がいるけど、
都合により来日できなかった。
代わりの人がやったけど、うまかった。

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出し物は、「椿姫」。
歌舞伎でいえば忠臣蔵みたいな超有名な出し物。
メロディーが有名で、知っているものばかりだから、
歌がうまいと湯水に浸かったみたいな幸せないい気分になってしまう。

オペラには観客に有名人がいると、
さらに楽しい豪華な雰囲気になる。
元首相の小泉さんが正面2階席のど真ん中に陣取っていた。
遠くから見ていたけど相変わらず元気。
休憩時間に隣の席の人達と手ぶりを交えてしゃべっていた。

クラシックのコンサートでは、
皇室の方がよく来られる。
皇后陛下、皇太子夫妻はよくいらっしゃるが、
来場されると自然に拍手で迎える。
お帰りの時もそう。

これって何なんだろうな?
偉い人と一つの空間を共有することのうれしさ?
釈然としないこともあるが、
確かにそういう気持ちが起きることも否定できない。
これも空間のもつ力の一面?


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