もう一つ、お勧めの本
「生物と無生物とのあいだ」です。
これも話題の本なので読んだ人がいるかも。
二十歳代のころから生物、生態学の本は読んできました。
(実は僕の建築感はこれにかなり影響受けていると思う)
その中でもこの本は出色の出来ばえ。
まず科学者なのに、と言っては失礼でしょうが、
文がうまい。
(本全体の最後の一文などなかなか)
それに平易に、楽しく読ませる。
科学的説明の中に科学者の生きざまなどが分かって楽しい。
生物学者や物理学者は、特に海外の人は哲学的な世界観がある。
偉大な学者は世界観を変える哲学者、思想家なんですね。
だからそれに付き合うには結構骨の折れる。
でもこの本はこれを実にうまく説明している。
ご一読を。



Comments
さすが泉さん!
私も『日本の統治構造』を読んだ後、この本を思い出しました。
最近の新書ブームで軽薄な新書が氾濫する中、この2冊は傑出しています。
福岡伸一氏は、数年前、狂牛病騒動が鎮静化する中でアメリカ産牛肉が輸入解禁が取り沙汰されている際、ラジオ、新聞等で警鐘を鳴らす論説を聞いて以来注目しています。
最初の著作『もう牛を食べても安心か』文春新書、
『プリオン説はほんとうか』講談社ブルーバックス、
を併せて読むと、福岡伸一の魅力に取り付かれます。
特に『プリオン説ーー』は分子生物学の研究プロセスを
分かり易く解説し、推理小説の謎解きするような楽しさ
を味わえます。
日経夕刊一面「明日への話題」のコラムも担当し、オシム亡きあと?要注目の人物の一人です
Posted by: オジャマ虫・スズキ | October 10, 2008 at 10:39 PM